テイクアウト、言わずと知れた「持ち帰り」のことだが実はもともと英語ではない。いわゆる和製英語というやつだ。それでもまぁ通じるのだから日本人の英語としてはどうでもいい。先日のNHKの英語関連番組でも「テイクアウトは英語でもTake out、そのままですね」と言っていたが、英語では持ち帰りのことを普通”Take out”とは言わない。一般には”to go”や”take away”だ。

今年になって新型コロナの影響で多くの飲食店でテイクアウトメニューが充実した。うちの近所でも居酒屋やイタリアン、中華、フレンチなどのレストランが相次いでテイクアウトメニューを充実させている。それは今でも続いていて、店内で飲食するのが怖いという人からは支持を受けている。料理も工夫されているものも多く、これならお店で食べるよりも持ち帰って家で食べた方がいいよねというものさえある。

もっとも飲食店にとってみればお酒などの売上げはなくなるわけだから手放しで喜べるわけではないが、営業自粛などで売上げが全くなくなってしまうことを考えれば雀の涙ほどでも”ないよりはマシ”といったところだろうか。それでも弁当のテイクアウト(もともと弁当は持ち帰るものだが)が爆売れした挙句に予約制になり、食材を余らせることなく売り切れるようになった店もあったらしい。

しかし多くのテイクアウトメニューには使い捨てプラスチック容器が使われている。それもペラペラで再生利用できるような代物でないことが多い。ボクはこれを洗って捨てるたびに「モッタイナイなぁ」と思う。自然環境にもよくないはずだ。かつての豆腐屋や魚屋のように家から皿や鍋を持って行ってそれに入れてもらう仕組みもあったらいいのにと思うが、売る側からしたら手間がかかって大量販売には向かないのだろう。

そんなことを思っていたら先日、テレビで「食べられるテイクアウト用容器」というものが紹介されていた。トウモロコシ粉などで作られていてパリパリとした食感で味や香りも付けられるのだという。汁っ気のあるものを入れても1時間程度は大丈夫らしい。そして容器も食べられるのでその分の中身は少なくしているのだという。

確かに家でもテイクアウトの使い終わった容器を洗って捨てる手間がなくなればありがたい。モナカでもソフトクリームでも最後まで食べきってしまえるのは気持ちがいい。野菜でも我が家ではピーマンはタネまで食べている。ヘタの部分は煮ても焼いても固くて食べられないが、タネの部分は食べてもなんら問題がない。

このあたりのアイデアが出てくるかどうかが次の課題になるような気もする。特に欧米の諸外国ではビニールやプラスチックへの風当たりが非常に強いので、ここで日本的な食材を使った解決策が提案できれば国際競争の中でも生き残っていかれるチャンスになるような気もするから、ボクもアイデアの一つ考えてみるかな。