自慢したがる男

「あぁ、あれはオレが最初に始めたんだけどね…」

本人は自慢するつもりもないのだろうが聞いている方からすれば自慢にしか聞こえない。オトコという生き物はいつでも無意識のうちに自慢したがる。いや”したがる”のではない、自慢”している”。恐らくそれは動物界で広く一般に残っている野生の習性だろうと思う。生き物にとって自らの種を残すことは生まれながらに運命付けられた本能だ。最近の人間界、特に日本では若干薄れてきたような気もするが…。

生殖のためにメスに選ばれるためにオスどうしは時には命をかけて争うこともある。しかし力ずくの戦いに勝ったとしても最後にメスに気に入られなければおしまいだ。そのためにオスは「いかに自分が優れているのか」をメスに向けてアピールする。自分が他の誰よりも優れていることを自慢する。メスは優れた子孫を残すためにあくまでも”優れたオス”を追い求める。

しかし男は、他人が成し遂げた偉業には目も向けないのに自分がやった些細なことばかりを取り上げて他人に大げさに自慢する。しかもその対象は女だけではない。いやどちらかといえば男を相手にすることの方が多い。これは人間界の「オスどうしの力ずくの争い」なのだ。しかしそこには自分がデッチ上げているゴマカシの自慢が多く混じっている。いわゆるフェイクニュースだ。

さりげなく自慢したつもりでもフェイクニュースはすぐに足がつく。聞いている方からすれば「また得意になってデタラメの自慢が始まったよ」と思われている。それは男どうしの力づくの戦いでは逆効果になる危険を孕んでいる。デタラメな自慢がバレた時には男を下げ、権威は失墜し、虚勢は一気に萎んで男からも女からも相手にされなくなってしまう。

そして無理して自慢するようなことほど自慢にも値しないようなくだらないことが多い。そもそも素晴らしいことを成し遂げた人は自慢などしない。自慢などしなくてもみんながその偉大さを知っているし尊敬しているからだ。しかし最近は自慢したがる女も増えてきた。これが世にいう「女の男性化」の現れなのかもしれない。

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