賞味期限

と言っても食べ物の話ではない。先日コロナ騒ぎのせいでネット飲み会をやっていたところ、いや普段は飲み会でもほとんど会うことのないはるか沖縄の友達と飲んでいたのでコロナのおかげというべきかもしれないが、まぁどうでもいい。

画面の向こうの友人から「ネックスピーカー」の話を聞いた。ネックスピーカーとはテレビやゲーム、オーディア機器の音を大きなスピーカーで鳴らすのではなく耳元で小さな音で鳴らすことで耳の遠いお年寄りでもテレビの音量を爆音にしなくても楽に聞けるというシロモノだ。ボクにとって普段の耳鳴りは全く気にならないのだが、どうやらそのせいで小さな音が聞こえにくくなっている。そこに一発逆転のハイパーな解決策が降ってきた。

そこでうちにあるテレビでも使えるかもとしれないと色々調べてみたところ、接続してネックスピーカーから音を出すには問題はないのだが、イヤホンジャックから配線を繋いでしまうとテレビ本体からの音が消えてしまうらしいことがわかった。最近のテレビだとイヤホンジャックにプラグを差し込んでもテレビの音声が途切れない”同時音声”という設定ができるらしいのだが、10年以上も前に買った我が家のやや旧型のテレビではその設定ができないというのだ。テレビの音がまったく聞こえなくなったら家族から大いなる苦情が出ることは必須である。買った直後に発売されたモデルからはできるというのに皮肉なものである。いやモデルチェンジ前だったから安かったのかな?

家電製品やパソコンのソフトにも賞味期限があると思っている。ちょっとしたモデルチェンジでも”当社比”の便利な機能がつけられたりするのだが、その多くはボクにとってみれば魅力的でもなんでもない機能なので買い換える気にはならないのだが、こうしたほんのささやかな機能が後になって命運を左右することがある。

パソコンのソフトも以前は買い取りが多かったので買ってしまえばそのあとは定期的に更新されたりバージョンアップされることはなかった。しかし今ではサブスクリプション(期限付き使用権制度)が全盛なので、常に最新のアプリやソフトが使えることが当たり前になっている。

昔のソフトではちょっと古くなると便利な機能が使えず「遅っくれってるぅ!」ということになってしまう。多少のことなら気にならないのだが、どうしても自分が使いたい機能だったりすると「いっそのこと買い換えるか?」という気持ちにもなるのだが、昨今のコロナ騒ぎで生活すら厳しくなるありさまでそんなことは贅沢は望むべくもなく、ここでもイジイジと自粛する生活が続くのだった。

外出も衝動買いでもなんでも「今は自粛する時なのさ」と自分を慰めている。だってうちのテレビはまだ十分に使える、というより何も困っていないのだからね、ネックスピーカー以外は。ニンニン…。

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