自分のルーツを知りたがるのは人間の本能なのか?

テレビで、ある特定の人に焦点を当ててその人のルーツを調べるという番組がある。名字や名前から自分の先祖が何者だったのかを探っていこうという番組もある。「ルーツ」とは「根」のことで、40年ほど前に「Roots」というアメリカドラマが流行ったことから日本では一般にも使われるようになった外来語である。このドラマは”アメリカ最大の暗黒面”でもある黒人奴隷問題に正面から取り組んだ問題作でもあり、西アフリカ生まれのクンタ・キンテという少年が奴隷としてアメリカに連れてこられてからの、三世代にわたる黒人奴隷の物語だった。全米でも話題になりエミー賞かなんかを受賞していたので、ルーツに対する興味はアメリカでも同じなのだろう。
僕の名前は「鳥巣」と書いて「とりす」と読む。珍しい名前ですねと言われることも多いが、50年も言われ続けると何とも思わなくなってくる。きっと先祖は鳥に関係した仕事か事件を起こしたのかもしれないが、詳しいことはよく知らない。九州の方に幾つか親戚がいるそうなので、たぶんそちらが”ルーツ”なのだろう。
数年前に100歳で他界した祖母も、最近ボケ始めたうちの親父も、年をとると自分の成り立ちを調べたりし始めた。僕はまだ若いので(笑)過去のことよりもこれからのことに興味があるのだが、死ぬ間際になったら自分のルーツを探し始めるのだろうか?
そんな自分の姿は、あまり見たくないなぁ。