略語を使ってますか?

最近よく耳にするようになってきた言葉に「サブスク」というものがあります。サブスクリプションの略です。サブスクリプションとは、まだ主な日本語の辞書にも載っていませんが英語の”subscription:(新聞や雑誌などの)定期購読”から出た言葉でしょう。巷では「居酒屋に1ヶ月間行き放題で2万円」などというようなサービスを指してサブスクと言ったりしていますが、パソコンソフトなどでは数10年前から一般的になっています。パソコンやスマホを使う人なら1年契約で5,000円のアンチウイルスソフトなどを契約している人もいるでしょうし、スマホの有料アプリのほとんどは月額使用料を支払うような契約になっています。

「月額使用料」という言い方が「サブスクリプション」になってから時をおかずして「サブスク」という略語が出てきました。あまりにも急な出現だったので最初はボクもついて行けずに「サブスクって何よ?」状態でした。それが頭の中で「サブスク=サブスクリプション=月額使用料」に変換する辞書が登録されるまでにさほど時間はかかりませんでした。

ネットの世界はもとよりテレビや新聞などメディアの世界でも毎日のようにわけのわからない略語が生み出されています。ちょっと前にSNSで「オワコン」という言葉が出てきて「???」と思ったことがありました。昭和のオジサンにとって「〇〇コン」と聞けば「〜コンパ」が連想されます。かつて流行った「合コン」は男女合同コンパでしたしコンパ繋がりなら「新歓コンパ」もありました。

オワコンってコンパの終わりのこと?などとわけのわからないことを思っていたものですがネットで検索してみると「終わったコンテンツ」の略なのだそうです。終わったコンテンツ〜もはや時代遅れになってしまった何ものか、ということなんだと思います。他にも「ネトウヨ」という言葉にもモヤモヤさせられました。ネトはネットの略だと想像はついてもウヨななんでしょうか。ネットでしか発言できない気の弱い若者が”ウヨウヨ”している様子かと思ったら「ネット右翼」の略なんだそうです。

ネット右翼ってわかりますか?ボクらが若いころには中核派、革マル派、連合赤軍などが大暴れして新宿の大通りで学生が火炎瓶を投げていた時代でしたしネットもありませんでしたからさしずめ「リアサヨ(リアル左翼)」とでもいいましょうか。ちなみに革マル派は「革命的マルクス主義派」の略であり中核派は「革命的共産主義者同盟」から分派したゲリラ集団と言われていました。連合赤軍も「共産主義者同盟赤軍派」でしたから、社会的には当時の日本の「共産主義ブーム」を受けた左翼組織が学生運動の中核をなしていて日米安保条約問題もあって右翼(保守派)は政権寄りだとされてあまり人気がありませんでした。それにしても恐るべき略語の反乱ですがそれは昭和中期にもあったわけなのでした。

最近では「ネット」全盛の世の中ですから勢い「ネト〇〇」ということががたくさん現れてきます。曰く「ネトゲ(ネットワークゲーム)」「ネトスト(ネットストーカー)」「メンヘラ(メンタルヘルサー)」なんて想像もつきません。もっとも昭和の時代は精神論が全盛で気合と根性で全てを乗り切ることが美徳とされていましたし「メンタルヘルス」なんて言葉もありませんでしたから仕方ありません。

ネット上にあふれているこれらの略語が全て一般に通用しているわけではないでしょうからオジサンとしてもそう焦ることはないのですが、だんだんとマスコミでも大きく取り上げられるようになってくると普段の会話にも困ってくるのではないかと心配になります。「イケメン」や「歴女」くらいならまだついていけるような気もしていましたがあまりにも増えすぎると何でもかんでも「メン」や「女」をつけるようになってその価値が薄れてくるように思うのですが、いかがなものでしょうか?

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください