仕草でGO!

もう何年も気になって仕方ないことがあった。あなたは見たことがないだろうか。外国人(特に欧米人)が話しながら自分の顔の横で両手のVサインの指を曲げるような仕草をするのだ。最初にそれを見たのはスペインのバルセロナで街を案内してくれた現地の女子大生だった。お互いに(特にボクの)英語が拙かったので最後までその意味を理解することができなかった。その後も日本の街中やテレビの中でそんな仕草をする欧米人の姿を見かけるたびに「どういう意味なんだろう?」と気になって仕方がなかったのだが、そもそもその仕草をなんと説明すればいいのかわからずにネットで検索することすらできないでいた。

そんなある日、カナダ人と話す機会があった。それも従姉妹の旦那さんだ。言ってみれば正真正銘の”親戚”である。だから遠慮はいらない(笑) 従姉妹は日本人なので話の中にその動作が出た時にすかさず「その仕草はどういう意味なの?」と聞くことができたのだ。5年越しの悲願達成である。長いモヤモヤの日々が終わりを告げた瞬間だった。

それは何かの話をした後に冗談めかして「(聞いた話だけど)・・・、らしいよ(笑)」「・・・、たぶんね(笑)」という時の仕草なんだという。つまり自分の顔を”(ダブルクォーテーションマーク)で挟む仕草だったわけだ。それはかなりハードルの高い会話だ(笑) カタコトの英語などでは説明のしようがないというものである。従姉妹は生粋の日本人だが英語は堪能である。普段の家庭生活には必須条件だ。しかし普段の生活の中では専門用語はあまり使わないだろうし哲学のような曖昧模糊(あいまいもこ)とした概念の話も限られている(と思う)。「今日なに食べる?」「お風呂洗ってくれる?」なんていう話の方が多かろう(知らんけど)。そこで使われる言葉など小学生レベルである。二人が話していることならボクにも簡単に理解できる。そうなのだ、英会話だが普段の会話はそんなものなのだ。

なのに日本人は”英会話だ”と思うと突然無口になる。ちゃんとした英語を話さないと”笑われる”、”恥ずかしい”と思うと途端に口が重くなる。でも日本にやってきた外国人が日本語で「ココ、ドコアルデスヨ?」と話しかけてくれば大抵の日本人は「ここはギンザですよ」などと答えることができる。わかろうとしてその気で聞けば多少間違っていても通じる。ちゃんとした発音をしないと通じないと思っているかもしれないが、たとえ相手が「は?」とわからないという顔をしてもその時はもっと大きな声ではっきりともう一度同じことを言ってみるのだ。大抵の場合はこれで自分の英語が相手に通じる(笑)

もっとも”L”と”R”や下唇を噛むような”F”、THの軽く舌を噛むような発音ができれば通じる可能性は格段に高くなる。英語のRの発音が苦手だという人がいるがラ・リ・ルだと思って発音するとなかなか通じない。「ラ」ではなくて「ウァ」「ウィ」のように発音してみるとバカみたいに通じる(笑)

他にも彼らの仕草を見ていると日本人にはわからない彼ら独特の心の動きを示していることがたくさんある。生まれ育った環境から家庭や学校で教わったこと、母国の文化まで全てが違うのだから当然の違いだろう。それを最初は勘違いしてしまうことも多い。しかし一緒に食事をしたり話しているうちに「どうやら話が噛み合っていないぞ」と思ったら「ちょっと待って!」と言って事細かくカタコトの英語で聞いてみればいい。彼らもお互いの文化の違いが明らかになるのだから喜んで教えてくれるはずだ。スマートな英語でなくても覚えているあらゆる英語の知識と単語を動員して話しかけてみれば大まかな意味は通じるものだ。

そうやって少しずつお互いの理解を深めていけばボクもルカと仲のいい親戚になれるんじゃないかと期待している(笑)

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