病は気から

先日NHKの「ガッテン!」で「手のひら」を冷やすと体温が下がると言っていた。だから熱中症が疑われた時には手のひらを冷やすといいらしい。今までは「脇の下を冷やせ」などといわれていたが手のひらを冷やす方が効果的だという。嘘か本当かはわからない。もっともこのところ秋らしく涼しくなってきたので今年はもう試す機会がないかもしれない。

ボクは寝るときに足の裏が暑いと寝つきが悪い、と思っている。だから夏場は足先を掛布団の外に出して寝ている。すると割と早く眠れるような気がする。単にその日は眠かっただけかもしれないので裏は取れていない。別の回の「ガッテン!」では(ほとんど毎回見ている)寝る前に足首の曲げ伸ばしの運動をするとすぐに寝られると言っていた。それから何回か試しているが、そんな気がしないでもないが多分に気のせいのような気もする。

また別の回では(よく見るね)「慢性痛」に悩んでいる人の2/3は「気のせい」だと言っていた。そういえば切断した「足が疼く」という人もいるという話を聞いたことがある。切り落として無くなった足が痛いというのだ。ボクは周囲から「ガッテン!原理主義者」と呼ばれている。

プラセボ効果。偽薬(ブドウ糖などの痛みの緩和などに影響を与えない物質)を「お薬ですよ~」と言って投与すると痛くなくなったり病気が治る人もいるらしい。偽薬の使用について医療現場では賛否両論あるらしいがこれはひとつの事実だ。

慢性痛の場合はかなりの割合で「痛いと思うから痛い」ということがあるらしい。肩が痛いと思っていても指先をケガしてもっと激しくズキズキと痛むようになると他の部位の痛みを忘れてしまうことは確かにある。

「病は気から」という劇を書いたのは17世紀のフランスの劇作家モリエールだ。自分が病気だと思い込んでいる男の話だが、自分も周囲も病気だと思っているときとそうでないときには人間の行動すら変わってしまうのだというお話である。もっともモリエールは医療というものに懐疑的だったというから風刺というかからかい半分に書いたのかもしれない。しかしどこの国でも人間は似たようなものらしい。

薬を飲まなくても苦痛が緩和されるのなら余計な薬など飲まない方がいいに決まっている。それでも病院に行って「どこも悪くないですよ」と言われているのに「薬は出してもらえないんですか?」というような人には偽薬で済ませるという方法もアリなのではないかと思うのだ。もっとも怪し気な健康食品などがこれ以上出回らないことが大前提なのだが。

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