オーバーアクション

テレビのバラエティ番組などでバックに「えーっ!」とか「うっそー!」などという観客の声や拍手の音が聞こえることがあるが、ほとんどは後から加えられた効果音である。いわゆる音響効果だ。画面に司会者しか写っていなければ100%間違いない。しかし観客ではない出演者にも「えーっ!」「うっそー!」を連発する人がいる。いわゆる”ひな壇芸人”には特に多い。

CMでもバラエティ番組でも出演者に「うまーい!」「すっごーい!」「最高!」「甘ーい!」を連発されるとオーバーアクションが鼻につく。本人が頑張れば頑張るほど嘘っぽいのだ。だって普段なら本当にそう感じてもそこまで大げさに騒いだりしないではないか。しかもほとんどが大したこともないのだ。

先日もクイズ番組を見ていたら、海水を浄化して飲み水にできるという装置を紹介していた。レポーター役の男性はその水を口にした途端に「甘ーい」と口に出した。もし本当に淡水にできたのなら甘いわけがない。もし甘いならそれは砂糖水だ。

料理や地方の特産野菜などを試食したレポーターの芸能人は何を食べてもほぼ間違いなく「甘い」「優しい味」だと言う。塩や唐辛子を口にして甘いわけがない。そもそも優しい味って何なんだ。おそらく食べて見ても何も感じることができなかったか味の説明が思いつかなかったから、過去にグルメ漫画か何かで主人公などが使っていたセリフを使いまわしているに過ぎない。

そんな”芸”ばかりしている芸能人を見ると「芸がないなぁ」と思ってしまう。芸能人なら自分の芸にもう少し厚みを持たせて欲しいものだ。いつも同じことばかり口にしていると芸が薄いばかりか人間まで薄く見えてしまうよ。

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