平年並み

やや寒かった今年の梅雨が、先々週から急に暖かくなり先週は真夏になった。ボクは個人的に7/29の月曜日には気象庁に先んじて平塚市の梅雨明けを宣言したのだが、まさにそれからは台風の接近による以外の雨は降っていない。まぁどうでもいいことだ。

このところ毎年のように暑い夏が続き”猛暑”などという言葉も生まれた。毎年同じように暑いのでとりわけ猛暑とも思わなくなってきた。というわけでここ150年くらいの東京の8月の平均気温を調べてみた。平均値なので8月の前半は暑かったがお盆過ぎには涼しくなったなどという年はデータが均されている。だから必ずしもその年の特徴を表しているわけではないが、大体の傾向は掴めるはずだ。

東京の8月の平均気温の推移(気象庁のデータより)

これをそれぞれの1日の平均気温を積み上げた”累積気温”にすればもう少し細かな傾向も分かりそうだが、こう暑いとそこまでやろうという気力が湧かない。

これによればこの100年余りの間に東京の気温は2〜3℃上がっている。「なんだそんなもんか」という声も聞こえそうだが、例えば今日の日中の気温が33℃だったとする。単純に気温が3度低いということは30℃になる。仮に日中に30℃の夏なら今では割と過ごしやすく感じてしまう。それが30年前だと平均して1℃くらいは低かったことになる。全国トップの最高気温の記録を誇る埼玉県の熊谷市民にとってみれば残念なことかもしれないが、最高気温の平均値で見れば31℃ちょっとにしかなっていなかったのだ。確かに暑い日ではあるが死んでしまうほどではない。しかもこれが何十日も続くとなればなおさらだ。

平年とは大雑把にいうと過去30年間の平均値で10年に一度更新される。だから今年の平年値は1980年〜2010年の期間の平均である。つまり過去30年間に気温が大きく変動したら平年値にも大きな影響が出る。だから「平年並み」はすでにボクの子供の頃の気温を反映していない。最近の暑い夏が平年並みになってしまったのだ。

これが地球温暖化の影響であることはほぼ間違いないだろう。その原因が二酸化炭素ガスによるものかどうかは断定できないが、地球が、いや少なくとも東京が暑くなっていることだけはどうやら間違いないらしい。こんな傾向はこれからもしばらくは続くのだろう。

真夏の最低気温はまだかろうじて30℃を下回っていることが多いが、夜の気温が30℃を超えるような日が延々と続くようになったら”熱帯夜”の次には何と呼ぶのだろう。灼熱夜なんて言葉ができるのかしらん?

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