上を向いて歩こう

感情によって行動が左右されることはある。嬉しい時にはしゃいだり悲しい時に気持ちが沈んだりすることもある。でも感情が必ずしも行動を伴うとは限らない。「やるぞ!」と意気込んでいてもいつまで経っても実行に移せない人はいくらでもいる。いやそういうケースの方が圧倒的に多いようにも感じる。自分を例にとっても「今日こそはやろう」とその気になっているのにいざとなるとなかなか取り掛かれないでいることはしょっちゅうだ。

感情は常に行動を伴うとは限らないが、逆に行動は必ず感情を動かす。あまりヤル気もなかったものを何かのきっかけでちょっとでも始めてしまうと、いつの間にか熱中してやめられなくなってしまう。収集癖などはこの最たるものではないだろうか。子供の頃に日本酒の一升瓶の酒蓋を集めたことがあった。学校帰りに酒屋の前を通りかかった時に日本酒の空き瓶が積み上げられているのがふと目に付いて2~3個取って持ち帰ったのだが、アレは酒の銘柄によってさまざまな種類がある。いくつか集めてみるといつもどこの酒屋にもたくさんあるものと、なかなかお目にかかれないレアものがあることが分かってきた。

今にして思えばありきたりのものほどたくさん売れているヒット商品でレア物はあまり売れていないお酒だったのだろう。でも子供には酒の味など分からないからレアな酒蓋を手に入れると友達に自慢してみたりしたものだ。それから1年近くは仲間内で酒蓋集めがブームになった。何気なく始めたことが感情を刺激したのだろう。詳しいことはよくわからないが、行動して体を動かすことがある種の脳への刺激になったのかもしれない。

いつか読んだ本にこんな詩があった。

Pretend you’re happy when you’re blue
(悲しい時には楽しいふりをしてごらん)

悲しい時に悲しむことは普通だ。でも悲しんでいたからといって悲しみが癒えるわけではない。だが悲しい時に無理にでも楽しいふりをすることで楽しくはならないまでも悲しみを和らげてくれるのではないかと思っている。いつでも前向きに生きる姿勢で上を向いて歩いていれば、いつかきっといいことに巡り合えるような気がしている。

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