ユーチューバー

最近の子供の将来の夢はユーチューバーになることらしい。「ユーチューバー(YouTuber)」はインターネットの動画投稿サイトに投稿して広告費やアフェリエイトなどで稼ぐビジネスだ。基本的に投稿も閲覧も無料で誰でもユーチューバーにはなれる。もっともユーチューバーになることとユーチューバーで稼ぐことは別の話だ。一説によれば日本のユーチューバー上位100人に訊いてもほとんどが年収は平均的なサラリーマン程度で、3000万円を超えているのは上位30人くらいらしい。当然動画の制作にはお金も時間も労力もかかるのだから好きでなければやってられないことだ。どこの世界もラクして儲かることなどない。それはさておき…

YouTubeは現在ではGoogleのサービスだ。Googleが「止める」と言えばYouTubeは消えてなくなる。今のところそんな気配は全くないがGoogleだって民間企業だ。採算が取れなければ当然廃止するだろう。それはFacebookやTwitterにしても同じことだ。いくら自分が多額の投資しているビジネスでも思い通りにはいかないのだから、ましてやタダ乗りしていれば当然のことだ。

誰かに依存して寄生したビジネスをやるときには必ずこの問題に直面する。寄生どころか共同経営者と一緒にビジネスを立ち上げたとしても同じことだ。映画は自分が撮ろうと思ってお金をかければ撮ることができる。その出来の善かれ悪しかれは別にして撮ることはできる。自分がお金を出して手間をかければ自分のお店を持つことはできる。売れるか売れないかはわからないが最低でも自分が思った通りにお店を開業することはできる。そこには自分の意志だけが関係している。

しかしユーチューバーはYouTubeという他人のサービスに寄生しているのだからどうあがいてもYouTubeに首根っこを掴まれている。YouTubeがなくなればお終いだ。

それは就活時の”コネ”にも似ている。コネはコネクションの略だ。縁故などで入学や就職に有利になるように取り計らってもらうことをいう。もっとも入学試験でそんなことをすれば不正入学のそしりを受けかねないが就職試験などでは今でも普通に行われている。社長や部長の子息が平然と途中入社してくることはザラだ。

コネは非常に有利にはたらくこともあるが、その反面で自由を奪うこともある。就職してみたはいいけれどツカエナイ上司のもとでクダラナイ仕事をやらされることもある。そんな時でも、悪い言い方をすれば”ケツをまくって”「こんなところ辞めてやる!」ということは難しい。コネで口を利いてくれた人のメンツを潰すことになるかもしれない。入社するには有利でも職業選択の自由は制限されかねない。だからボクは極力コネに頼らないようにしている。

昔、昭和の時代に○○名人といったテレビゲームのプロがいた。この人もテレビゲームがなくなれば存在する意味がなくなる。もっともテレビゲームは今でも存在しているがテレビで○○名人の姿を見かけることはなくなった。他のスマホゲームなどでも同じことだ。いくらそのゲームに強くなったとしてもゲームという”土俵”がなくなってしまえば相撲を取ることはできない。自分のオールを他人に預けてしまうというのは、つまりはそういうことなんだと思う。

それは何の仕事をしていても同じことだ。今の仕事がなくなってしまえばまた一から始めるしかない。それでも自分の頭や身体に蓄えたパワーや知識、スキルを奪うことは誰にもできない。それは自分から手放さない限り自分だけのものだ。それを武器に先に進むことができる。だから常に自分を磨き続けることを心に生きていきたいものだと思う。

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