柔よく剛を制す

今、大相撲名古屋場所で炎鵬という小兵力士が活躍している。身長168センチ、体重99キロで幕内力士の中では一番小さいらしい。大きな力士はもちろんのこと平均的な力士との取り組みでも大人に立ち向かうわんぱく横綱といった感じで違和感を禁じ得ない。しかしそれでも今場所は勝ちが先行していい感じの土俵が続いている。

日本人は柔道でも相撲でも小さいものが大きいものを、弱い者が強いものを倒す姿に喜びを覚えて応援したくなる傾向がある。これも”判官びいき”の一種なのだろう。ボクが子供の頃に放送していた梶原一機の漫画が原作のスポコンドラマ「柔道一直線」の主人公だった桜木健一(役名は忘れました)も身体が小さかったような気がする。

弱そうに見えるものが大きな岩のような敵を倒す様子は気持ちがスカッとする。ヤクザ映画で高倉健さんが相手のヤクザにボロ布のように痛めつけられた末に「親分さんには恨みはござんせんが、死んでもらいます」と言い放って相手をバッタバッタと倒していく姿も、最初に滅多打ちにされたからこそ観客も「健さん!やっちまえー!」となったのではないかと思う。

弱そうに見えるものや、本当は強いはずなのにグッと我慢して耐えた末の逆転劇は日本男児の胸を打つ(ような気がする)。違いますかねぇ~?

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