失敗しない買い物の秘訣

買い物をして後から「失敗したぁ」と思ったことのある方も多いだろう。それは買った後ですぐに感じることもあるし1年後や2年後に思うこともあるだろう。「欲しい!」と思って買ってみたはいいがいつまで経っても使う機会が訪れずに結局引き出しの隅っこで埃にまみれていることもあるだろう。「便利そう」と思ったもののその便利を享受することもなくいつの間にかごみ箱行きになることもある。どうしてあの時に「そんなものを便利に使う機会が自分になどやって来ることなど滅多にないことに気づかなかったのだろう」と思っても後の祭りである。いやその道具自体が役立たずなのではなくたまたま自分には使う機会がなかっただけの話だ。

でも買い物で失敗することも楽しい。買ってしまったものが少なくとも自分には合っていないことが分かったときだ。”自分には不要なもの”だということがはっきりと分かったのだから次にまた「欲しい」と思っても今回のことを思い出して「自分には不必要なものなんだ」と思い返せばいい。何事も経験することは素晴らしい。すでに買ってしまったものについて後悔しても仕方がない。他の事例を思い出して「これは本当に必要かな?」とよくよく吟味することを習慣にすればいいのだ。

自分がやったことで失敗することが多いなら失敗しないようにする方法を考えだして習慣にすることだ。だが成功したことの原因を無理やりこじつけて習慣にしてももう一度成功することはあまりない。失敗の原因は割と絞り込みやすいが成功の要因は数限りなくあるしそれらがたまたま複合的に組み合わさった偶然の産物であることが多い。だから成功するために何かをやるよりも失敗しないように気をつけることを習慣にした方が効率的だと思う。

しかし”失敗しないように”することばかり考えていても成功することは少ない。失敗しないように気をつけながら成功する道を常に模索していることは大切なことだ。成功することを繋に頭において考え続けることで目の前にやってきた”チャンス”を逃さないようにする訓練をすることができる。プロ野球解説者が時々言っている「勝利の方程式ではないが、目の前にどんなパラメーターが現れた時に成功に繋がりやすいのかという「成功への方程式」をイメージすることができる。それはかつて学校の数学の時間に習った方程式の解と同じイメージだ。

ax+by+α= (成功)

となるxやyの値の解を覚えておいてxやyがその値になった時に逃さず動き始めることが大切だと思う。もっとも世の中は数学のようにきちっと割り切れる事ばかりとは限らないが、少なくともxやyがその値を取らない時には成功の確率は限りなく低いと考えられるようになれば失敗する確率は低くなるはずだ。

そしてもう一つのやり方は、”買って失敗した”と思わないようにする方法である。これはすでにあなたも日頃から実践している方法かもしれない。それは買ったことや買ったものを正当化することだ。「またこんなものを買って!」と奥さんや彼女に怒られたことはないだろうか。(差別的表現だが)特に男はその手のくだらない役にも立たないガラクタを買い集める傾向が強い。興味が薄れてしまえば「何であんなものに夢中になったんだろう」と思うことも多いが熱中しているときには後先考えずに衝動買いしてしまうのだ。

「これは〜のためには役に立つ」とか「あれは〜を実現するには不可欠だ」と自分を納得させたり他の人に説明したりする。大抵の場合、他人の評価が変わることはないが自分自身を納得させることで「自分は間違っていない」とこじつけでも自分を正当化することができるわけだ。この際、他人の批判は無視するしかない。こうした自分を正当化しよう行為は誰もが持っている自然な心理だ。勿体なかった、失敗したといつまでもくよくよと悩んでいるよりも済んだことは済んだこととして次の一歩を踏み出す時の教訓とすればいい。

他人にどう言われようと自分の心は自分だけが支配している。いくら他人に”無意味だ”、”バカバカしい”と言われようが自分がそう思わなければ決してバカバカしいものにはならない。

かつてフィルムカメラを使っていた頃には撮影したスライド用のリバーサルフィルムを拡大して見るためにちょっと高価な拡大鏡を使っていた。デジタル全盛の今では高性能なディスプレイモニターにでもなるのだろうがフィルムを使わなくなった今となっては無用の長物である。しかし今では老眼鏡をかけてもよく見えないほどの小さな字を読むのに大変重宝している。買っておいてよかったと改めて思っている。瓢箪から駒とはよく言ったものである。無駄な経験などというものはない。無駄な投資などというものはない、と思いたい。全ては自分の心持ちひとつだ。

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