どっこいしょういち

太平洋戦争中の元日本兵・横井庄一(よこいしょういち)さんが終戦後28年経って南太平洋のグアム島で発見されたのは1972年、ボクはまだ小学生で「どっこいしょ」の掛け声とは無縁な年頃だったため「どっこいしょういち」という言葉は知らなかった。ボク同様にご存じない方のために説明すると、椅子などに腰掛ける際に中高年者は「どっこいしょ」などと声を出してしまう傾向があるが、その時の照れ隠しなのかウケ狙いなのかはわからないが「どっこいしょういち」と言う人がいるンだそうである。女子高生などによれば彼女たちのお母さんやおばあちゃんが頻繁に使っているらしい。

先日見たテレビ番組ではこのように何かの名詞や掛け声などを人の名前のようにして使っている例が他にもあるらしい。例えば「スケベ」だ。もちろん「イヤラシイ人」を指した言葉であるが、これを漢字で書けば「助兵衛」で人の名前である。今ではテレビドラマのセリフ以外で聞くことはほとんどないが「合点承知の助」も確かに名前っぽい。「冗談はよしこさん」はただのダジャレにしか聞こえないが単に「冗談はよせよ!」と言うよりもソフトで非難する感じもあまりない。

人は、特に日本人は何かを擬人化するのが好きだ。ネットなどを見ていても、持っているぬいぐるみに名前をつけて可愛がっている女の子はたくさんいるし、飼っている犬猫を自分の子供のように呼び、人間として付き合っているように見える友人もたくさんいる。かく言うボクも家のロボット掃除機を奴隷のように扱って憚らない。何かを擬人化することでより愛着を持ったりできるのは自然な感情なのかもしれない。

今頃になって気づいたが最初に出した「どっこいしょういち」は「よっこいしょういち」が正しいンだそうだ。どちらにしてもボクは知らなかったが、掛け声まで間違えるのはかなりヤキが回ってきたと言うことだろうか?

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