ボケとツッコミ

会話が噛み合わないことがある。言葉を変えても言い回しを変えても例えを変えて話しても意図していることがどうしても伝わらないことがある。人は生まれてから他の人とは異なる自分だけの経験を積み重ねてきたのだから価値観や先入観も違っていて当然だ。しかし考えは違っても世の中というか社会にはその違う考え方が存在していることを知っていれば賛成こそしないが相手の考える論理を理解することはできる。議論とは相手の考えの論理をわかった上で自分の意見との相違点を見つけ出して考えをぶつけ合うものだ。異なる考えや論理を理解できなければ議論することはできない。ここでいう”会話が噛み合わない”とはそんな終末的な状況のことを指す。

漫才のボケ役は相方にどうツッコんで欲しいかをあらかじめ想定してからボケを考える。そして相方が突っ込みやすいボケネタを提供してツッコませる。彼らはこれを台本にして舞台を演じるわけだ。ツッコミ役が1人でツッコんでいるのではない。ボケ役がツッコませているわけだ。このとき会話の主導権はボケ役にある。ツッコミの角度や強さ、突っ込む場所な