とんち(頓智)の神様

以前のようには聞かなくなった言葉、とんち。今の子供たちには意味がわかるのかな?
ひねりのある考え方や解決策のことを指して「とんちの効く人」「とんちの効いた答え」なんて使い方をします。
とんちといえば一休さん。マンガでもお馴染みのお坊さんです。マンガでは子供の頃の一休さんがモデルになっていましたが一休宗純という実在のお坊さんがいたんだそうです。

マンガの一休さんは数々の難問をとんちの効いたやり方で鮮やかに解決します。中には「それってありなの?」というようなキワどいやり方もありますが、何はともあれとんちを効かせて解決していく手腕には笑いつつも感心させられるのでした。

似たようなものになぞなぞなんていうのもありました。マジメに考えても答えは出ませんが多少はこじつけでもとんちを効かせて「なるほど!」と思わせる答えを考える遊びです。今でも小さな子供たちの間ではある程度人気があるようです。
そうして論理立てて考えるだけではないウィットのある考え方もあるんだということを小さい頃に知ることは、柔軟な考え方を身につけるにはいい方法かもしれません。

オトナになると目の前にある問題をなんとか解決しようと策を巡らせて考えます。結果、誰もが同じような答えを求めて結局は何も前進しないこともよくあります。でもここで今までの考えから一旦離れて全く違う方向からバカバカしいと思うような解を探してみるのもいいかもしれません。一旦凝り固まった脳みそをほぐしてリラックスして全く違うことを考えているうちにポッと面白いアイデアが浮かぶかもしれません。

ひねりのない答えは当たり前でとかくつまらないことが多いものです。誰もが答えるような解答なら既に自分で答えが出ていることが多くあらためて聞かされても「やっぱり他には解決策はないのかなぁ」とがっかりしてしまうことさえあります。しかしウィットに富んだとんちの効いた解決法ならそれが考え方がヒントになって「それは面白いかも!」という解決策に繋がることもあります。

とんちの効く人は頭の切れる人です。平和裡に問題を解決することが上手だったりします。とんちは物事をいろいろな角度から柔軟に見ることをしないと思い浮かびません。頭を柔らかくして固定概念にとらわれず、色々な考え方を取り入れて自分の思考回路を活発にておきたいものですね。