ロボット掃除機で泣き笑い

我が家にはルンバがある。いわゆるロボット掃除機だ。ルンバは2代目で、初代はラクリートという中国製のものを使っていた。掃除の性能に関してはどちらも大した違いはなかったが、初代のは家の中の掃除に出掛けるとほぼ100%の確率で遭難してしまうので探して回収してくるのが手間だった。
そんな折にバッテリーの寿命がやって来たのだが、交換バッテリーが高価だったので本体ごと買い替えてしまったわけだ。ルンバに変わってからは遭難することはほとんどなくなったが時折、物置部屋の中で延々と掃除を続けて部屋から出られなくなっている姿を見かける。

このブログを書くにあたって初代の機種をネットで検索してみたが、当時はルンバとラクリートくらいしかなかったロボット掃除機にも脚光が当たったようで、国産品・舶来品を含めて数多くの商品がヒットするようになっていた。最初にロボット掃除機を導入してから8年、時代は進歩している。

ネットを見ていて気になったのが中国メーカーのロボット掃除機だ。初代のそれは中国製ではあったが日本メーカーが中国で作っていたものだった。今、気になっているのは中国メーカーが出しているものである。

ボクの普段のスマホはiPhoneで米アップル製なのだが恐らくは中国で作られている。それとは別にAndroid端末で検証作業をするためにファーウェイという中国メーカーのスマホも持っている。もちろん外国製なのでモバイルSuicaなどは使えないため普段持ち歩くことはないが、検証用に持つには安価な上にSIMフリーなので使い勝手もいい。特にスマホなどが顕著だが生活家電の分野でも中国メーカーの台頭は著しい。

一頃は「性能が悪い」だの「爆発する」だの「火を噴く」などと揶揄されることも多かったが(そういう製品がないわけではないが)最近では正規輸入品であればある程度安心して、というよりかなり便利に使えるようになってきた。かつて欧米で日本製品が「安かろう悪かろう」とバカにされていた時代を乗り越えてきたように、中国メーカーの製品も日進月歩で進化している。今では日本メーカーのフットワークの悪さのほうが目立つくらいだ。そしてアメリカ製などは日本の実情を考えていない「アメリカ・ファースト」の製品ばかりを作っている。同じ掃除機でいえば英・ダイソンなどは音が大きくてうるさいばかりで部屋の隅はきちんと掃除できない。欧米人は家の中でも土足だし広い部屋の隅など気にならないのかも知れないが、靴を脱いで上がる日本の狭い家ではとても気になるのだ。

それはさておきロボット掃除機だ。初代はタイマーを掛けておくと毎日のように掃除に出掛けるが必ず遭難した。説明書には「自分で部屋の形を認識して…」と書いてあったが、それはたぶんウソだ。とても認識しているとは思えない動きしかしなかった。そして現役の米アイロボット製ルンバは、とにかくメンテナンス性が悪い。掃除して集めてきたホコリやゴミはダストボックスというケースの中に貯められているのだが、これを時々ゴミ箱に捨ててやる必要がある。それはいいのだがこのダストボックスは取り外すことは出来ても水洗いができない。その上に変なところに取り外しのできないフタがあったり異様に入り組んだ形状で付着したホコリを拭き取ることも困難だ。だから今もホコリだらけのまま部屋中を走り回っている。

先日も何種類かある回転ブラシを交換したのだがブラシ自体は交換できてもブラシを取り付ける部分には手が入らない構造になっており、外せそうで外せない部品はホコリだらけのまま外部からちょっと拭くことしかできなかった。あらゆることに大雑把なアメリカ人が考えそうなことだ。

そこで中国メーカーである。驚くべきは本体と交換パーツ(ブラシやフィルター、バッテリー)の値段の安さだ。何とルンバの1/5程度である。ルンバが5台買えるわけだ。それなら多少ヤワでも許せるというものだ。その上あちこちの部品が水洗いできる。さすが中国製。アメリカ破れたり(笑)
それならルンバの次は中国製だ、と思っているとルンバはなかなか壊れずバッテリーも元気である。

以前に「マーフィーの法則」というのが流行ったことがあったが覚えているだろうか。「洗車すると次の日は必ず雨になる」とか「失敗する可能性があるものは必ず失敗する」などというなるほど~、そうだよね~という日頃みんなが感じている”あるある”をまとめたものだ。

ん、それなら逆手をとって、今にも壊れそうなものなら壊れる前に次に買うものを決めておけばいいわけか。